2019-01-01から1年間の記事一覧

雲の上のはなし

数年前の話 息子が4歳になった頃 いろいろ過去のことをべらべらしゃべりだした よく3歳くらいの子供はお腹の中の記憶があるとかって聞くので、私も息子が3歳の頃にちょっと聞いてみたけど… その時は答えが抽象的過ぎて 「うーん、まあ、そんな感じ、かな~…

明日を思いわずらうな

それだから、あなたがたに言っておく。 何を食べようか、何を飲もうかと、自分の命のことで思いわずらい、何を着ようかと自分のからだのことで思いわずらうな。 命は食べ物にまさり、からだは着物にまさるではないか。 空の鳥を見るがよい。 まくことも、刈…

盾を持て 心に盾を ムカデが出るか、ひよこが出るか 無防備では傷つきやすい。 盾を持て 矛盾とは矛と盾。 矛は言葉であることが多い。 自分の言葉が矛となりひとの無意識の扉を開く。 パンドラの箱 蓋を開いて出てくるものは 盾を持て 何がでても安易に傷つ…

他者を潤すこと、雨の如し

物を潤わす事、雨の如し。人を栄やかすこと春に似たり。 ―――周りを「潤し」て、他人を「栄えさせる」 空海の言葉 さとうみつろうさんのブログより https://ameblo.jp/mitsulow/entry-12440735449.html

覚書

無縄自縛 縄もないのに、みずからわが身をしばること。迷者は迷いに、悟者はさとりにとらわれて、自由になることのできない状態をいう。 仏縛というは、菩提を菩提と知見解会(ちけんげえ)する、即知見、即解会に即縛せられぬるなり。一念を経歴(きようり…

宮沢賢治 インドラの網

そのとき私は大へんひどく疲れていて たしか風と草穂との底に倒ていたのだと思います。その秋風の昏倒の中で私は私のすずいろの影法師にずいぶん馬鹿ていねいな別れの挨拶をやっていました。そしてただひとり暗いこけもものカアペットを踏んでツェラ高原をあ…

覚書

艱難(かんなん)、汝を玉にする 真なる孤独が心眼を開く

インドラの網

「ごらん、そら、インドラの網を。」私は空を見ました。いまはすっかり青ぞらに変ったその天頂から四方の青白い天末までいちめんはられたインドラのスペクトル製の網、その繊維は蜘蛛のより細く、その組織は菌糸より緻密に、透明清澄で黄金でまた青く幾億互…